先日、MeFOTOの三脚(A1340Q1)と補助脚(VT1)を買ったことをレポートしました。
☞ 今日、アマゾンから届いた三脚と補助脚
MeFOTOの三脚は一つの脚を外して、一脚としても利用できるのですが、今回は、これをちょっとカスタマイズしてみましたので、レポートしようかと。
カスタマイズのキッカケ
カスタマイズ前
この一脚、通常の使用方法では、三脚から外した一つの脚と、三脚のエレベータ部を直接繋げた状態で一脚となります。
これです!
※エレベータ部が33cmもあるので、石突から雲台まで80cmほどの長さになります。
このままだと携帯性がよく無いので、エレベータ部を短くできないか?というのが、カスタマイズしようと思ったキッカケです。
カスタマイズに必要な物(ネジ山変換アダプター)
では、どのようにカスタマイズすれば良いのか?ですが、ここでちょっと整理しましょう。
MeFOTOの一脚部のネジの直径は約16mm、インチに直すと5/8インチと言ったところ。そして、雲台のネジの直径は、3/8インチです。したがい、5/8インチ雌+3/8インチ雄のネジ山変換アダプターがあれば、OK!です。
そこでググって最初に出てきたのは、三脚にマイクを接続するための変換アダプターでした。
K&M ( ケーアンドエム ) >216 | サウンドハウス
※K&M 216の他に、TOMOCA SHURE-AKGが在りました。
難なく簡単に見つかったことが嬉しくって、速攻で注文したのですが…
この変換アダプターは、SHURE(5/8インチ雌)+AKG(3/8インチ雄)で、サイズ的にはバッチリだったのですが… SHURE側のネジ山ピッチが1mm程度しかなく、MeFOTOの一脚部のネジ山ピッチと合わなかったんです。(´ε`;)ウーン…
そこで、一脚部のネジ山のピッチをモノサシで正確に測ると、1.5mmでした。それに該当するネジの規格を調べたところ、M16細目ネジだと分かりました。いままで気にも掛けていなかったのですが、ネジには、ミリネジ規格とインチネジ規格があることもわかりました。
※MeFOTOの一脚部ネジ山は、M16細目ネジ(1.5mmピッチ)です。
カスタマイズに必要なネジ山変換アダプターの仕様:
M16細目ネジ(1.5mmピッチ) 雄 + 3/8 UNC 雄
加工方法の検討
仕様が明確になったところで、再度、ネットで該当するネジ山変換アダプターが無いか調べたのですが、無い・無い・無い…。_| ̄|○
この組み合わせの変換アダプターって、一般に流通してなかったんです。
さて困った…
ここで取り得るべき選択枝は2つ。一つは、「変換アダプターを特注する」、そして、もう一つは、「自分で製作する」です。
特注した場合、1品ものを製作することになるので、へたをすると三脚と同じくらいの金額が発生してしまうということで即却下。自分で一から製作するには、旋盤とか加工するための道具が必要になるので、こちらは実現不能。なんとも八方塞がりな状態で、他に方法はないかなとぐぐったりして、1日・2日悩んでいました。
で、思いついたのが、先のマイク用変換アダプターの「ネジ山をM16細目ネジに削り直す」ってアイデアです。これだと、旋盤みたいな専用の道具はいらないから、タップとタップハンドルを入手するだけで済みます。v( ̄Д ̄)v イエイ
ネジ山変換アダプターの加工
タップを半周〜2/3程度回したら、半周戻すという感じで、繰り返しながら削っていきます。
雄ねじ側には、2mmのゴムを被せてあります。
※2mmのゴム板をパンチで穴を開けて、雄ねじを通して、変換アダプターのサイズに合うよう丸くカットしました。(^^)
ネジ山変換アダプターの装着
では、自作したネジ山変換アダプターを活用した事例を紹介します。
MeFOTOの一脚部に変換アダプターを装着
3/8→1/4変換アダプター、スクリューノブクランプ、自由雲台を装着
カメラを乗せたところ
一脚バリエーション
石突、補助脚、ネジ山変換アダプター、3/8→1/4変換アダプター、スクリューノブクランプ、自由雲台を組み合わせることで、いろんなバリエーションの一脚ができます。
一脚編
補助脚付き編
装着例:補助脚+一脚+ネジ山変換アダプター+自由雲台
活用例
携帯性を考慮した組み合わせ
※この組み合わせだと、一脚部の長さが44cmくらいで済むので、携帯性も抜群ですね!
全体像
※フロントヘビーなレンズ(SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM)を付けても大丈夫だね!(^^)
一脚カスタマイズ方法は、いかがでしたでしょうか?
商品紹介は、こちら!