この前の土曜日に、富士フィルム「X」新製品イベントに行ってきました!
「X」新製品イベント 「X-Photographers × X-Lovers Festival」 | FUJIFILM
今回のイベントは、2月15日に発売となる「XT-1」に、発売前に触れると言うことで、いそいそと出かけてきました。
残念ながらイベントに参加されなかった方もいらっしゃると思うので、会場の様子や、トークイベントの様子をレポートしまーす!
会場の様子

※会場は、HARBIS HALLの小ホールでありました。
会場に入ると、人だかりが… そして、壁際には、X-Photographerの写真が飾ってありましたよ!
「スマフォdeチェキ」も参考展示してましたよ!
※その場で、アプリをダウンロードして写真を「スマフォdeチェキ」に送れば、ポラロイド写真が出来上がり!って感じで体験できました。
トークイベント
トークイベントは、カメラマン「赤城耕一氏」を招いたトークショーと、富士フィルムデジ達カメラ開発担当のトークセッションの2つを、2セット13:30〜と、15:50〜開催されました。

※私は、13:30からのトークセッションを拝聴しました。
赤城耕一氏 トークショー
まずは、カメラマン「赤城耕一氏 トークショー」の様子を紹介します。

「XT-1」のモチーフとなったFUJICAの紹介がありました。
※赤城さんもご自身のFUJIKA ST801をお持ちでした。
「マルチビューファインダー」
・ゴムが付いて眼鏡をかけてても優しい
・0.77倍で迫力ある。そして、十分に大きい
・縦位置で表示・2画面モードに出来る → OVFには出来ない芸当(この2画面モードは、特許取得してるらしい)
・展示会場で、是非、フルとノーマルの切り替えを試して欲しいと赤城さんから一言あり
・2画面モードは、入社2・2年目の女性が考えたとのこと。すごいね!
・ライカのレンズと相性が良いとも
「表示タイムラグ 0.005秒」
・OVFと同等の性能らしい
・暗いとこも大丈夫
・今日会場に持ってきたのは、製品版とのこと(富士フィルム担当者)
・昔はAFAFの速度が遅かったが、XT-1は追従性も良い
・(メモリが)満タンまで100枚程度は、連写出来る
「防塵防滴」「X-Trans CMOS Ⅱ」
・XT-1は、防塵防滴だが、レンズが揃うのは? → 早いものは、5月頃に出てくる
・17-135mmが先に出て、16-55mm F2.8通しと、もう1本出る予定
・富士フィルムのレンズは、軽い・早い・綺麗が特徴
・センサーサイズが、APS-Cだけど、機動性を考えるとこのサイズが良い
「赤城さんの写真紹介」(1枚目〜4枚目)
1枚目
・露出補整が良い JPEG撮って出しで十分
・デフォルトのままで良い
2枚目、3枚目
・60mnマクロで撮った。結構良い
・XT-1で、生き返った
4枚目
・赤がよく出る
「赤城さんの写真紹介」(5枚目〜7枚目)
5枚目
・博物館のヒョウ
・6400だけど、よく撮れてる
6枚目
・町のスナップ
・18-55のズームで撮ったが、歪曲も抑えられてて良い
・キットレンズだけど性能は良い
・プロビア(フィルムシミュレーション)
7枚目
・フィルムシミュレーションの説明
・高感度でできるのは凄い
「Xマウントレンズ」
・35mm換算で、15-350mmまでのレンズが揃う
・個々のレンズに、性能面での違いは無い
「XF56mmF1.2R」
・絞り解放で撮れるのは、良い
・ポートレイトで使うには丁度良い
・ボケ味も良い
・ピントが合いやすい
・一眼レフのカメラだと、ライブビューで撮ることが多いが、XT-1だとセンサー面でフォーカスが合うので、大口径レンズは、XT-1のアドバンテージがある
・歩留まりが良い
「18-50mmズームレンズ」
・連写性能も良い
と、こんな感じでした。
富士フィルムデジ達カメラ開発担当のトークセッション
次に、「富士フィルムデジ達カメラ開発担当のトークセッション」の様子を紹介します。

「EVFの究極」
・一眼レフに負けないファインダー
・広く見やすい視界
・キレの良いファインダー
・0.5型のパネルを拡大している
・236万画素のデジカメでは、最大のサイズ
「世界最大のファインダー倍率(0.77倍)」
・最初は、6枚構成のファインダーを検討
・色収差を抑えることが重要
・最終的には、3枚構成のファインダーになった
・G1に非球面レンズ、G2・3に高屈折レンズを使った(1.95を超えるレンズ)
・感度が非常に高い
・Hコンタクトと言う組み立て方式を採用(ガラス同士を接して組み立てている)
・ファインダーは、設計が良いので調整が要らない
「世界最短の表示タイムラグ(0.005秒)」
・今まで遅かったのを見直して作った
・今まで0.065秒→0.005秒まで改善
・センサーと液晶とのタイムラグを無くすようにした
・CMOSフレームレートが、早いとスムーズに見える
・暗いときにも高速のCMOSフレームレートを粘れるようにした(1.6LVまで)
「OVFはもう、要らない?」
・ダイナミックレンジは、OVFの方が良い
・森林の写真では、EVFだとディテールが見えない
・タイミングは、OVFだと映る範囲より大きいサイズが見える(ライカなど)
・富士のカメラはスナップには良い
・一方、OVFは、情報表示には、苦労している
「もう一つの究極」
・X-Pro1では、OVFとEVFの画像を合成している
・EVFもいいけど、HVFもよい
Q&A「XT-1の位置付けは?」
・XT-1はX-Pro1の後継機種ではなく、XT-1とX-Pro1の2本立てで考えている
と、こんな感じでした。
新製品「XT-1」
正面・側面

上面・液晶チルトさせた状態
「XF56mmF1.2R」と、「縦位置バッテリーグリップ」
※縦位置で、シャッターが押せるようになっています。
「XT-1」を操作した感想として、確かにAFの追従性は良くなっているのですが、普段OVFを使っている身としては、ちょっぴり違和感があるのは、しかたないですね… ^^;
「マルチビューファインダー」自体は、良く見えるし、慣れれば、イイ感じで撮れるかもしれません。
以上、富士フィルム「X」新製品イベントのレポートでした。
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