「瀬戸内国際芸術祭2010旅行記」
前回、「直島 ~宮浦編~」でお話ししたように、一つの誤算から、豊島(”てしま”と読みます)での滞在時間は2時間を切っていました。そのことで、豊島に着いてからが大変なことに…。
では、”豊島編” 行ってみよーーーー!
1.いきなり、緊急事態!
まず、直島で学習したように、島に着いたら、すぐ無料休憩所へ向かうことにしました。そこで、中の人に、手荷物を預けたり、どうやって行きたい場所に行ったら良いか聞こうと。
中の人とのやりとり(手荷物編):
私:「あのー、手荷物預たいんだけど…。」
中の人:「コインロッカーがあるからそれを使って!」
私:「(直島だと、すんなり行ったのに…)スーツケースはコインロッカーには入らないと思うのですが…。」
中の人:「スーツケースはそうだね。あとは、コインロッカーに預けてきて!」
私:「ひかる(娘)、スーツケース以外はコインロッカーに入れてきて!」
ひかる:「はーい!」
ひかる:「この荷物はコインロッカーに入んないよ!(少し大きめのボストンバックを持って戻ってきた)」
私:「すいません、このボストンバックも預かってもらえますか?」
中の人:「仕方ないなぁ~。」
中の人:「この札に、名前と連絡先を書いて!」(厚紙に針金が付いた札を渡される)
私:「はい書きました。」
中の人:「荷物の受取は、16:30までにお願いします。」
私:「えっ、最終のフェリー(17:20頃)まで、30分以上前ですよ。」
中の人:「わたしらもそのフェリーで帰るから、ここ片付けて帰らんとあかんので、その時間までにお願いします。遅れんようにね!」
といった会話だったと思います(いたずらに誇張はしてませんよ)。
中の人は、ボランティアで香川から来てる人たちみたいでした。周りを眺めると、大学生が多かったので、その大学の先生なのでしょう。しかも体育系。
もう少し話のしようがあるのではと内心、すこしカチンときてたのですが、我慢我慢…。
中の人とのやりとり(道案内編):
私:「あのー、塩田千春さんの作品を見に行きたいのですが、どうやって行けばいいですか?」
中の人:「えっと、無料で巡回しているバスがあるから、それに乗って!」
私:「次のバスは、何時に発車しますか?」
中の人:「さっき、出たとこだから、次は、16:20分かな。」
私:「16:20分だと、荷物を受け取りに行く時間が…。他に方法はないんですか?」
中の人:「島にタクシーが一台あるには、あるけど、高いみたいだよ。」
ここで、私と中の人の会話を見かねて、嫁さんのお母さん(家族全員”ばーちゃん”と呼んでます)が登場します。
ばーちゃん:「タクシーの連絡先を教えてもらえます?」
中の人:「XX-XXX-XXXです。」
ばーちゃん:「(タクシー運転手へTEL)もしもし・・・。」
ばーちゃん:「来てくれるって!」
とりあえず、無料休憩所をあとに、タクシーを待つことに。
ただ、荷物を受け取りに行くまで、あと40分くらいしか時間が残されていません…。
さて、この先どうなるのでしょうか?
2.救世主あらわる!
島に一台しかないタクシーが2,3分待つと無料休憩所に到着しました。
タクシーの運転手さんに、まず、貸し切りで島を回ってもらえないか?交渉しましたが、お盆シーズンなので、島民が戻ってくるから、島のタクシーなのでそれは困ると。
仕方なく、私が一番行きたかった塩田千春さんの作品があるところまで、行ってもらうことにしました。その後は、バスでも使って戻ってこようかと。
ところが、運転手さんと、ばーちゃんが会話を始めたところ、どうも運転手さんのお母さんと、ばーちゃんは知り合いだったらしく、”お母さんは元気?”とか、地元の話で盛り上がることに…。
そうこうしてる内に、最初の目的地(塩田千春さんの作品のところ)に到着。私と嫁とひかるの3人で、作品を見に行くことに。ばーちゃんは、高齢(70代)ということもあり、歩くのはしんどいからタクシーの中で待つと。
ここで奇跡が、
タクシーに戻って、バス停か何かがあるところまで、お願いしようとしたとき。運転手さんから、「30分くらいなら島を回ってあげますよ」と。
きっと、ばーちゃんが、運転手さんのお母さんの知り合いで、しかも足が不自由(関節が痛くなるらしい)なので、見兼ねて、そう言ってくれたのだと。
このとき、家族全員、ばーちゃんが”救世主”に見えたことは言うまでもありません。
では、タクシーの運転手さんに、お任せして回ったところをご紹介しますね。
3.豊島で出会った作品たち
4.さて、豊島をあとに…
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帰りの高速艇乗り場です。
高松行きの最終便なので、 |
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これに乗って高松まで行くよ! |
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いざ、高松へ
この日は、高松に泊りました。 |
5.本日の教訓
一.時間に余裕を持って、行動しよう!
タクシーの運転手さんの話だと、「豊島にあるすべての作品を無料バスを使って見て回ろうとしたら、一日はゆうに掛かる」とのこと。
一.直島のつもりで、他の島を考えたら、痛い目を見る!
直島は、どこかリゾートの雰囲気が漂っていますが、他の島は、普通の島なのですから。
一.最後に、ばーちゃんは、偉大でした。
ばーちゃん、゜・:,。★\(^-^ )♪ありがと♪( ^-^)/★,。・:・
これで、”豊島編” は終わりです。
まだ書き足りないところもあるので、
公開してからも追記するかもしれません。時々のぞきに来てください。
次回予告
次回は、「男木島編」ですよ。 乞うご期待!
あわせて読んでね!
☞ 瀬戸内国際芸術祭2010 – 直島 ~宮浦編~
☞ 瀬戸内国際芸術祭2010 – 直島 ~ベネッセハウス編~
☞ 瀬戸内国際芸術祭2010 – 直島 ~本村編~
☞ いよいよ、瀬戸内国際芸術祭2010の旅行記を書くよ!